排卵障害の原因はたくさん!本当に排卵しているの?と不安な方はこれらの病気をチェック!

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こんにちは、助産師のゆうこです。

助産師になって早8年。大学病院に勤務しており、不妊治療の看護援助をすることも多々ありました。色々な患者さんと出会い、一人一人違った病気や悩みをもち、不妊治療に取り組んでおられる姿をみてまいりました。そこで、私の知識が役に立てば…と思い記事を書いている次第でございます。

今回は、不妊の原因となる「排卵障害」についてお話をさせていただきたいと思います。

 

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排卵障害の原因は複雑!

排卵障害は視床下部、下垂体、卵巣のいずれかに異常が生じると排卵に障害を生じる不妊になることがわかっています。排卵障害の原因は非常に複雑にホルモンが関係しており、さまざまな疾患で排卵障害が起こります。

そこで、主な疾患について説明していきたいと思います。

 

高プロラクチン血症

高プロラクチン血症とは、下垂体前葉のプロラクチン分泌が過剰になった状態で、乳汁の分泌や無月経がみられます。プロラクチンは、乳管の乳汁分泌作用や、排卵抑制などの作用があり、分娩前後に分泌されるホルモンです。

妊娠、出産をしていないのに、プロラクチンおおくなっているいうことは、下垂体に腫瘍があったり、炎症があったり、薬の副作用だったり、甲状腺機能低下症など原因であることが多いです。
まずは原因疾患をみつけ、その疾患じ応じた治療を行っていきます。

 

多嚢胞性卵巣症候群

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原因は視床下部、下垂体、卵巣、副腎皮質の機能異常などが絡み合っていることが多いですが、はっきりとした原因は不明です。
卵巣内膜が肥厚しており、発育が停止した卵胞が両方の卵巣にみられます。無月経、月経不順などの月経異常がみられます。

肥満の方によくみられます。
治療法は卵胞の成長を促し、排卵させる排卵誘発法を行います。また、肥厚した卵巣の膜をレーザーやー電気メスで焼き、卵胞が成長、排卵させやすいようにする方法もありますが、この場合の効果は1~2年程度です。最近ではほとんど行われなくなりました。

さらに詳しい病態についてはこちらを参照してください。

【医師が監修】多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の病態と治療【完全ガイド】

2016.09.15

 

早期卵巣機能不全

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40歳までに、内分泌学的に閉経期と同じ状態になり、(卵巣機能低下、エストロゲンの減少、ゴナドトロフィンの増加)無月経の症状が認められます。卵巣に卵胞が0の場合や、卵胞があるものの、卵胞刺激ホルモンや黄体形成ホルモンへ反応が低い場合があります。

卵子の元になる卵胞がない場合は、残念ですが、子どもを授かることはできません。

反応が低い場合は、ゴナドトロピンの治療を行うことにより、排卵がみられることも稀ですがあります。

原因は不明なことが多いですが抗がん剤治療後や、自己免疫疾患などにより卵巣機能が低下した、卵胞がなくなったなど理由のある場合もあります。

 

黄体機能不全

黄体機能不全の詳細な原因は不明ですが、視床下部、下垂体、卵巣の内分泌異常に加え、子宮の内膜の機能異常などの因子が絡み合って発症するのではないかと考えられています。

主に黄体からのプロゲステロン、エストロゲンの分泌不全によって、高温期の短縮、低温期との温度差も低くなってしまいます。黄体は、妊娠を維持していくために、ふわふわのベットを準備する役割があります。黄体機能が不全であると、子宮の内膜の変化が起こらなく、ふわふわのベットができないため、不妊や不育の原因となってしまうのです。

黄体機能不全には、黄体期にプロゲステロンの補充を行ったり、ヒト絨毛性ゴナドトロフィン(妊娠した時にでるホルモン)を投与して、黄体機能を刺激させたりします。結果的にプロゲステロン増え、妊娠を維持していくことができるのです。

 

まとめ

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以上が排卵障害による不妊の原因、対処方法になります。
排卵障害といってもさまざまな疾患があり、治療も異なることを理解していただけたでしょうか?

「排卵しているのか不安・・」という方も多いかと思いますが、不妊治療クリニックでは卵胞の成長から排卵までを超音波検査(エコー)で確認してもらえますよ。卵胞の中にある卵子まで確認できる場合もあり、有用性の高い検査です。

排卵障害について気になっている方は早めに医師に相談してみましょう。

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