不妊検査のホルモン血中濃度測定とは?FSH・LH・テストステロンetc・・働きを理解しよう!

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はじめまして。助産師のゆうこです。

助産師になって早8年。いつのまにやら、後輩を指導する立場になっておりました。8年大学病院に勤務しており、不妊治療の看護援助をすることも多々ありました。色々な患者さんと出会い、一人一人違った病気や悩みをもち、不妊治療に取り組んでおられる姿をみてまいりました。

そこで、私の知識が役に立てば…と思い記事を書いている次第でございます。

今回は、不妊治療をしている方は耳にしたことがあると思います不妊症検査のひとつである【ホルモン血中濃度測定】についてお話をさせていただきたいと思います。

 

 

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なぜホルモン検査が必要?

人間の身体は、脳の中の下垂体、視床下部というところから、さまざまな器官に指示ホルモンが分泌され、そのホルモンによって、指示をうけた器官が、必要なホルモンを放出するという役割があります。

そして、その放出されたホルモンの量により、再び視床下部から指示ホルモンが放出されるという、フィードバックという機能があります。
例えば、視床下部や下垂体が卵子を成長させなさいと卵巣に指示をします。そして、その指令を卵巣がうけとり、卵子を成長させるホルモンを放出するのです。その結果、卵子は成長し、排卵します。すると、卵子を成長させたホルモンは役割を果たしたので減っていきます。

そのホルモンの量を脳が察知し、視床下部から卵巣に卵子を成長させるホルモンをだしなさいと指示を出すようになっているため、一定周期で生理や排卵が起こる仕組みになっているのです。人間ってすごいですよね。
話は戻りますが、妊娠するためには、そういった生殖に関するホルモンがたくさん関与してくるのです。月経が規則的、排卵、受精卵の着床、妊娠、妊娠維持をしていくためには、ホルモンの量が正常でなければいけません。そこで、ホルモンの量、ホルモンが分泌されるタイミングが正常であるのかを調べるのがホルモン血中濃度測定検査になるのです。

 

検査の時期はいつ?

上記に例えでお話させていただいたのですが、ホルモンはそれぞれ時期によって、増えたり、減ったりします。
そこで、時期によって、ホルモンの種類ごとに検査の時期が異なってくるのです。

例えば、卵胞期(卵子が成長して排卵されるまでの時期)には、卵巣刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン、テストステロンの測定に適しています。
黄体期(排卵されてから、妊娠を維持していく時期)には、卵巣から分泌されるプロゲステロン、エストロゲンです。

エストラジオールは卵胞期~黄体期を通して検査されます。

その時期に応じ、採血を行い、ホルモンの値を調べるのです。

 

ホルモンによってどんなことがわかる?

不妊治療で検査される代表的なホルモンを説明します。

卵胞刺激ホルモン(FSH)
名の通り、卵胞の成長を促すホルモンです。卵巣の働きが低下すると、卵巣をさらに刺激しようと分泌量が増えます。このホルモンは脳の下垂体から分泌されるホルモンです。少なすぎる場合は脳から卵巣への指令がうまくいっていないことがわかります。逆に多すぎる時は卵巣が刺激ホルモンに十分に反応していないことがわかるのです。
黄体形成ホルモン(LH)
こちらも下垂体から分泌され、卵胞の発育や排卵を促します。LHが、FSHより高い時は排卵障害が考えられます。(多嚢胞性卵巣など)
プロラクチン(PRL)
乳汁の分泌を促すホルモンです。これは、妊娠、出産時には多いホルモンですが、それ以外の場合はプロラクチン血症が疑われます。プロラクチンは排卵を抑えるホルモンなので、非妊時では排卵障害が疑われます。
テストステロン
別名男性ホルモンです。高い場合は多嚢胞性卵巣が疑われ、にきびや多毛などの症状を伴うことがあります。
プロゲステロ
妊娠を維持するホルモンです。分泌量が少ないと、子宮の内膜が十分に増殖せず、受精しても子宮のベットが十分にできていないため、妊娠を継続していくことが難しくなります。
エストラジオール
子宮の内膜の増殖、子宮の頸管粘液の増加作用があります。卵子の成熟みる目安になるホルモンです。

まとめ

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簡単に、ホルモン血中濃度について説明をしていきましたが、少しは理解しただけたでしょうか?

ホルモン血中濃度測定は不妊治療を開始すると一番最初に行われる検査です。医師からも丁寧に説明があるかとは思いますが、事前にしっかり勉強していくと自分自身の状態をよく知ることができます。
この記事がみなさまの参考になると幸いです。

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